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日本の侵略、中国に巨大な被害を
   2005-07-11 13:35:27    cri
 日本は1931年から1945年にかけて中国に対し侵略戦争を起こし、中国の財産を略奪・破壊し、中国の文化財を無残に潰しました。日本の侵略によって中国にどれだけの被害がもたらされたでしょうか。

 中国社会科学院近代史研究所の卞修躍博士はこのほど北京で記者の取材に答え、「日本軍の侵略によってもたらされた被害は多方面に及んでいる。一言で言えば、人的被害と物的被害の二つで、これによって中国社会の進歩が止まっていた」と述べました。

 卞修躍博士はまた「日本侵略軍は、戦場で多くの中国兵を死傷させただけでなく、数え切れない中国人平民を殺した。北の黒龍江省から南の海南島まで、東の沿海地域から西の重慶まで日本侵略軍の到着したところでは多くの中国の人々が殺された」と述べました。

 1937年から1945年までの8年間、日本軍が中国で起こした大規模な虐殺事件は4000件を超え、遭難した中国人は数千万人でした。

 卞修躍博士の話によりますと、日本侵略軍が中国で罪を犯した地域は広範で、中国全面積の3分の2に及び、中国を侵略していた期間は14年に達したとのことです。

 中国の人々の虐殺に当たって、日本軍は残虐極まりない手段を講じていました。卞修躍博士の研究の結果、日本軍の虐殺の手段は250種を超え、その多くは、人間性ある人々にとって想像できないものです。もっとも驚くべきことは、その虐殺の対象の多くが中国の女性と児童であったことです。

 日本の侵略によって中国にもたらされた物的損失は極めて大きいものです。卞修躍博士は「戦争期間中、日本軍はいたるところで、公的や私的財産を略奪し、軍用と民用の施設を潰し、中国の物的財産はほとんど略奪されました。

 抗日戦争期間中の物的損失について数年間研究している卞修躍博士は「日本侵略軍の略奪を受けていないのは当時、チベットと新疆ウイグル自治区しかない。その他の省はいずれも、全部か一部が日本軍に侵略された。多くの町は日本軍機に空爆された」と述べました。

 近年の研究結果で、戦争期間、中国がこうむった直接の物的損失は1000億ドル、間接の損失は5000億ドルに達することが明らかになりました。卞修躍博士は「抗日戦争の損失についての研究は時間的にも、空間的にも完全なものではない。日本侵略軍が中国にもたらした被害はどれぐらいなのか、正確な結論を出すのは不可能に近い」と述べました。

 卞修躍博士はさらに「日本軍の侵略によって中国の近代化プロセスが妨げられ、その被害はどれぐらいの程度なのか、突っ込んで研究する必要がある」と述べました。

 日本軍の侵略は中国の安全、主権、独立、領土の保全を破壊し、甚だしい物質的文化的被害をもたらし、中国の社会と生産の進歩をひどく遅らせました。卞修躍博士はこれについて「第二次世界大戦期間にもっとも大きな被害をこうむったのは、中国だといえる。中国のように大きな犠牲と代価を払ったのはほかにないだろう」と述べました。

 卞修躍博士はまた「中国政府は戦後、当時の国際情勢や中日両国の友好を考え、戦争の賠償を放棄した。しかし、これは、中国は戦争の災難と被害を忘れたことを意味しするものでない。中国人民は、日本侵略軍が当時中国で犯した罪をいつまでも忘れることはないだろう」と述べました。

日本
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