ロシアのラブロフ外相は24日、モスクワを訪れたNATO・北大西洋条約機構のデホープスへッフェル事務局長との会談後、共同記者会見を行い、修正された欧州通常戦力条約を一日も早く批准するよう関係諸国に呼びかけました。
修正された欧州通常戦力条約には、関係国の軍事基地建設と兵器配備の問題が詳しく規定されています。
ロシアは、NATOの軍事基地に包囲されることを懸念して、これまでずっと、関係国が欧州通常戦力条約をできるだけ早く批准することを主張していました。
同じく24日、デホープスへッフェル事務局長はラブロフ外相との会談後、「NATOが、ロシア周辺に新たな軍事基地を建設することはありえない。NATOは、中央アジア地区のいかなる国とも競争するようなことはしない」と述べました。
|