北京にいる外国人労働者の昨年の年収は10?50万元と、中国人労働者の平均年収2万8000元の3.5?17.6倍になっていることが、北京外国企業服務集団が行った最新調査で分かった。上昇幅では、外国人の場合はもともと賃金ベースが高いため、中国人の15%を下回る7?8%だった。
調査によると、北京に長期滞在する外国人労働者数はおよそ4万人近い。就業許可証を取得しているのは2?3万人だが、労働者実数は統計を上回ると見られる。大多数は中国の企業・機関が採用。職種は、人材育成や行政、販売、製造、財務、調理師、教師などで、最高ポストは企業のCEO(最高経営責任者)。出身地は100カ国・地域と幅広く、なかでも日本や米国、韓国、ドイツ、シンガポール人が相当数を占めている。
北京外国企業服務集団では「管理者育成や、大手メーカーといった分野でのポストに関しては、北京の人材はまだ外国人と競えるほどの力を備えていないため、高額年収には合理性がある。ただ、とくに注目したいのは、職種の著しい変化だ。数年前まではCEOや高級管理者、高級エンジニア、管理者が多かったが、今では一般従業員や外国語編集作業、サービス係員など、実に幅広い職種に及んでいる」と分析している。
「チャイナネット」
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