WHO・世界保健機関のイ・ジョンウク事務局長は、18日アルゼンチンのマルデデルプラタで開かれた各国のミレニアム発展目標の実現状況を分析する国際会議で、「多くの発展途上国は、医療や衛生と環境の分野でいずれも、国連が制定したミレニアム発展目標の実現が大変難しくなっている」と述べました。
イ・ジョンウク事務局長は、「現在、発展途上国の医療や衛生保健制度のカバー率は、先進国の半分にしか達していない」と述べた後、経済発展にプラスとなる角度から健康問題を全面的に考慮し、医療や衛生と環境分野への投資額をできるだけ多く増やすよう先進国に呼びかけました。
イ・ジョンウク事務局長は、また「もし、発展途上国が、貧困人口の健康問題を改善する確実な措置を講じることができず、環境保護の面で持続的可能な発展を図らなければ、国連が制定した衛生と環境に関するミレニアム発展目標の実現は絵に描いた餅に終わる」と警告しました。
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