アメリカのキッシンジャー元国務長官は9日、アメリカの新聞「インターナショナル・ヘラルド・トリビューン」で文章を発表し、「中国に対して抑制政策を行うのは賢明ではない」と指摘しました。
キッシンジャー元国務長官は文章中で、「最高に見積っても、中国の軍事予算総額は、アメリカの軍事予算の20%にならない。だから、中国に対して冷戦時代で行われた抑制政策を行うのは賢明ではない」としています。
台湾問題について、キッシンジャー元国務長官は、「世界の大国はいずれも、一つの中国の政策を実施し、台湾が中国の領土の一部分であることを認めている。共和党と民主党のこれまでの7人のアメリカ大統領も皆この点を認めており、アメリカが中国との協力関係を維持する重要性を一貫して強調している」と述べました。
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