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2時間目 北京日本人学術交流会代表・山口直樹さんに聞く(下)~ゴジラ
先週に続いて、今週も山口直樹さんにお話を伺います。今週のキーワードは「ゴジラ」です。
1954年、日本のマグロ漁船、第五福竜丸の被曝事故を受けて、日本で制作された映画「ゴジラ」。この映画は去年、ハリウッド版2作目が制作され、中国でも公開され、人気になっています。
ところで、「『ゴジラ』と満鉄中央試験所、この2つは私の中ではつながっている」とおっしゃる山口さん。最近は「ゴジラ行脚」と言って、北京の大学で『ゴジラ』に関する講演会を無料で実施しています。かくも大きなエネルギーを「ゴジラ」に注いだ理由は何か?
あわせて、2008年に発足し、これまでに160回あまりの回を重ねてきた「北京日本人学術交流会」の活動についてもお話を伺いました。
ぜひお聞き逃しのないように。
(左)映画 「ゴジラ」 シリーズ第一作(1954年)に青年・尾形の役で主演した、俳優の宝田明さん (左) と、ゴジラのフィギュアを手にする山口直樹さん (2014年8月、東京で)(右)北京日本人学術交流会の会場の様子(写真提供:山口直樹さん)
【プロフィール】
山口 直樹(やまぐち なおき)さん
東北大学理学部物理学科卒業後、塾講師、新聞記者などをへて東北大学大学院で研究を行う。日本学術振興会特別研究員や大学非常勤講師を経て2003年、北京大学科学与社会研究中心に博士研究生として留学。専門は科学技術史(近代日本植民地科学史、近現代中国科学技術史)、科学技術社会論。2006年には、小、中、高校の先輩にあたる大島みち子の戦後日本におけるベストセラー『愛と死をみつめて』の中国語版コーディネートを行う。
最近の主な論考
『在中日本人108人のそれでも私たちが中国に住む理由』(2013年出版)の中で「語学留学にとどまらない研究留学の必要性-毛沢東からゴジラまで」、『日中関係は本当に最悪なのか』(2014年出版)の中で「サービス革命の現場-火鍋チェーン店の挑戦」など。
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