jpjingji20150106-2
|
2015年第1回のCRIインタビューは、日本国文化庁から「東アジア文化交流使」として中国にお見えの日本の新・純邦楽ユニット「WASABI」の皆さんです。
5日の北京に続き、8日に上海でそれぞれ公演します。今回は北京での公演が始まる前と終わった直後に取材した内容をお届けします。
和楽器の中には、シルクロードを通して、中東から中国を経て、日本に伝わったものも多いのですが、「楽器の里帰り」という今回の中国ツアーを嬉しく感じているとおっしゃる一方、伝統楽器を生かしながらも現代の新しい音色、新しい音楽を作り出して、中国の皆さんにお届けしたいと意気込んでいました。
ステージでは、中国人若手箏奏者サンカ(本名:葉美辰陽さん)さんとのコラボのセッションもあり、「中国の筝と日本の箏は同じ中東にルーツを持ちながらも、それぞれ違う音色がある。今回のコラボを通して、今後の自分たちの創作や演奏に新しい変化が起きることを期待している」とも話していました。
北京のコンサートが終わった後、会場の皆さんにも感想を聞きました。
「とても日本的な世界で、あたかも詫びの世界の古刹の境内を散策するような気持ちになりました」、と感想を漏らした若いカップルもいました。
北京の後、1月8日は上海浅水湾文化芸術センター(普陀区宜昌路179号)でコンサートを行います。
WASBIの皆さんの伝統楽器でつながっている東アジアの文化交流の旅はまだ続きます。
2015年1月5日・北京世紀劇場での音楽会
【WASABI】メンバー紹介
三味線/吉田良一郎 (今回は良一郎さんは指の怪我のため、弟の健一さんが代理で参加)
尺八/元永 拓
箏/市川 慎
太鼓・鳴物/美鵬直三朗
(左から)太鼓&鳴物/美鵬、三味線/健一、尺八/元永、箏/市川
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |