英語題:The One Man Olympics
【キャスト】
李兆林(劉長春役)
石 涼(宋君復役)
胡 軍(張学良役)
孫海英(劉兆[王秀]役)
馬 境(姜秀珍役)
【スタッフ】
監督:侯咏
脚本:王興東
【配給】
北京紫禁城影業公司など
【主題歌】
成龍(ジャッキー・チェン)&王力宏(ワン・リーホン)&孫燕姿(ステファニー・スン)ほか/「站起来」
【ストーリー】
中国初のオリンピック選手・劉長春の健闘ぶりを描いた物語。
1930年代の中国。東北大学在学中の劉長春は短距離走で頭角を現しており、ドイツ人コーチの元で練習を続けています。しかし、間もなく「9・18」事件が発生し、勉学も短距離走の練習も中断させられてしまいます。しかし劉長春はオリンピックへの希望を捨てませんでした。一連の試練に耐えてきた劉長春は1932年、ロサンゼルスオリンピックの舞台に立つことが出来ましたが、果たして中国人のオリンピック初優勝を果たすことができるのでしょうか?
【レビュー】
北京オリンピック・シリーズ映画の第1弾として5月中旬から全国ロードショー公開されました。
監督の侯咏は20本以上の映画を手がけており、中国映画金鶏賞の最優秀監督賞を四回受賞したことがあり、国内で高い評価を受けています。近年では、章子怡(チャン・ツィイー)主演の『茉莉花開(ジャスミンの花咲く)』という作品で話題を呼びました。
主演の李兆林(リー・チョーリン)は、中央戯劇学院俳優学科の卒業生と国家2級の陸上選手といった2つの顔を持っています。陸上選手の経験も劉長春役に決まったきっかけとなりました。この作品は彼の銀幕デビュー作にもなります。
ちなみに、この映画の英語題はIOC・ロゲ会長の直筆によるものです。
(編集:コオリ・ミン)
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