【ストーリー】
本木雅弘演じるのは、カリスマ・スタイリスト、水島です。水島は、あるイベントで上海を訪れます。水島には恋人がいます。彼女は普段の仕事仲間でもあるのですが、水島は彼女に頼りすぎて、自分を見失っていました。仕事が終わり、水島は街に出ます。夜の上海を彷徨う中、交通事故がきっかけで、タクシー運転手の女性・林夕と出会います。この林夕を演じるのがヴィッキー・チャオです。
水島と林夕は言葉が通じないのですが、彼女の親切さが水島の緊張感をほぐし、2人の距離も近づいていきました。実は、林夕には、ひそかに思いを寄せている男性がいます。この男性から「明日、別の女性と結婚する」ことを告げられ、林夕は落ち込みます。そんな彼女を水島は優しく慰めます。2人はついに惹かれあうようになります。
大都会・上海が舞台の、一夜のラブストーリーとなっています。上海の夜景も存分に楽しめます。
【レビュー】
中日合作映画の新作「夜。上海(夜の上海)」。中国のトップ女優・ヴィッキー・チャオと日本の個性派俳優・本木雅弘が共演しているということで、かなり注目されています。今回の作品を機に、両国のあいだで2人の知名度が確実にアップすると思います。言葉を超えた、2人のコンビネーションにもぜひ注目してほしいです。
今回は合作映画ということで、両国のスターたちが多く出演しています。日本からは、西田尚美、塚本高史、竹中直人。そして、台湾のディラン・クォ、香港のサム・リーなど、豪華な顔ぶれとなっています。
また、監督は、大陸の張一白(チャン・イーバイ)です。以前番組で「好奇心は猫を殺す」という映画を紹介していますが、この映画で一気に脚光を浴びるようになった監督です。前作はサスペンスでしたが、今回は打って変わって、ロマンチックなラブストーリーに挑戦しています。
中国ではすでに公開済みですが、日本でも、今年9月、全国ロードショー公開が予定されているそうです。興味をお持ちのかたは、ぜひ、映画館までお出かけください。 (編集:ミン亦氷) 1 2
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