 北京の現役タクシー運転手・余波さんが、このたび歌手デビューを果たし、話題となっています。デビュー曲のタイトルは、その名も、『我們是的哥(俺たちタクシー運転手)』。自らの仕事の体験をもとに書かれた歌詞が、タクシー運転手たちの共感を呼び、反響を呼んでいます。
ひとことで言うと、余波さん（ユー・ボ）さんが、１２年の運転手生活のなかで経験してきたことがギュッと詰まった曲です。歌詞は、タクシー運転手たちの喜びや苦しみなどを歌った、とてもリアルなものとなっています。
この『俺たちタクシー運転手』は、今月末、正式に発売される予定で、さらにアルバムリリースの話も進んでいるそうです。
【歌詞】
朝から晩まで車を走らせて 疲れないのかって？
サウナやアンマにも行けやしない ああ 顔洗って寝るだけだぜ
でも 稼ぎは少なくても 俺たちはけっこう楽しいのさ
バスがあるのに いつからか
たくさんの人がタクシーを使うようになった
夜が明けないうちから 朝日がのぼるそのときも
時速６０キロでアスファルトを駆け抜けている
夜の空には 星と月
それをかすめてしまうくらい 夜の街を車のライトが照らす
俺たちはタクシー運転手 けっこう楽しいのさ
どんなに大変でも 愚痴は言わないよ
だって これが俺たちの生活だから
「ニーハオ、ご乗車ありがとうございます」
いつものセリフを繰り返すだけ
 時には外国人が「ハロー タクシー」と乗ってくる
ヘイヘイ！ 英語なんて分からないぜ・・・
俺たちはタクシー運転手 がんばるよ
俺たちにはこの歌があるから
俺たちはタクシー運転手 けっこう楽しいのさ
どんなに大変でも 愚痴は言わないよ
だって これが俺たちの生活だから
俺たちには 俺たちの喜びがあるから・・・
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