【レビュー】
香港四天王のひとり・郭富城(アーロン・クォック)主演の話題作!2006年の台湾金馬賞では、最優秀作品賞・最優秀主演男優賞・助演男優賞の3つを獲得しています。今回の金馬賞で注目されていた3部門だけに、この作品の受賞は大きな話題となりました。
最優秀主演男優賞の受賞は、アーロンにとって2度目で、しかも2年連続の受賞でした。現在、彼は音楽活動を控え、俳優業に専念しています。香港四天王としてアイドルのイメージが強かったですが、40歳を迎え、少しイメージが変わってきました。最近では、貫禄さえ感じさせる落ち着いた大人の男性になり、特に、今回の映画では父親役にも挑戦して、新境地を切り開いたように思います。この映画で演技派俳優として開眼、これからますます「俳優・アーロン」から目が離せません。
アーロンのほかに、妻役は、楊采[女尼](チャーリー・ヤン)、売春婦役は、林煕蕾(ケリー・リン)、このほか、許茹芸(ヴァレン・シュウ)や徐天佑(チョイ・ティンヤウ)、秦海[王路](チン・ハイルー)など、話題の俳優がそろっています。あと、息子役の呉景滔という男の子は、今回アーロンとともに、金馬賞の最優秀助演男優賞に輝いています。香港の天才子役にも注目してほしいです。
ちなみに、この作品は、2006年の東京国際映画祭・アジアの風部門でも上映されています。興味のある方はぜひご覧ください。 (編集:亦氷)
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