次にご紹介するのは、第2位に入賞した周筆暢(チョウ・ビーチャン)です。
彼女もまた、ボーイッシュなかんじの女の子ですが、優勝の李宇春とはちょっと違って、小柄でかわいいという印象もあります。トレードマークのめがねも非常に個性的です。でも、彼女が上位に入賞した理由は、やっぱりその歌唱力かもしれません。R&Bの曲が得意で、大会の時は「女版ジェイ・チョウ」なんて呼ばれていました。彼女もすでに歌手デビューしていて、最近だと張国立監督のコメディ「第601番目の電話」で映画初主演も果たしています。香港の人気女優セシリア・チョンらと共演していましたが、堂々としたコメディエンヌぶりでした。また、周筆暢がこのほどリリースしたファーストアルバム『誰動了我的琴弦(私の琴を弾いたのは誰)』は、いま各音楽チャートで非常に話題になっています。バラードを中心にした曲構成となっています。
続いて、3位と4位は女の子らしい2人です。張亮穎(チャン・リャンイン)(左1)と何潔(ホー・ジエ)(右1)です。この2人も、いまやトップアイドルの仲間入りをして、幅広く活躍しています。
まずは3位の張亮穎ですが、彼女の声は「海豚音(イルカの声)」とよくたとえられています。高いキーも見事に歌いこなせる歌唱力が大いに認められています。今年はテレサ・テンを偲んで行われたコンサートでメイン歌手を務めたり、ミュージカル『映画の歌』にも出演して舞台でも活躍していました。ファーストアルバムもまもなく発売予定です。
そして、4位の何潔ですが、彼女はアイドルらしいアイドルに成長しているといえます。女の子らしくて、元気なイメージです。彼女の笑顔は本当にかわいくて、CMタレントとしても活躍しています。最近では、ファーストアルバム『発光体』をリリースして、ロック調の曲にもチャレンジして話題となっています。
最後は、第5位に入賞した紀敏佳(ジー・ミンジャー)です。歌がうまいのはもちろんですが、性格も純粋で、キャラクターがいいことでも有名です。彼女はこのたび、日本のテレビアニメ「銀河鉄道物語」の主題歌を歌うことになりました。昨年の大会の上位入賞者のなかでも、早くも日本での活動に力を入れているという点では最注目株かもしれません。日本では「ジャジャ」という名前で活動していくようです。彼女はファーストアルバムをすでにリリースしていますが、なんと日本でもアルバムリリースの動きがあるようです。いまレコーディング作業のまっただなかですが、プロデューサーには日本のミュージシャン・Gacktがついているとのことです。
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