中国＝万里の長城」とあるように、一衣帯水の隣国・日本と言えば、富士山を思い出す方が多いでしょう。富士山は日本を象徴するシンボルとして世界的に知られていますが、日本中でこんなに近くで富士山が楽しめる場所は？といえばどこでしょうか？私の答えはここ！山梨県だといえます。山梨は東京から100キロ離れたところで、面積は広くないのですが、土地の78％が森に覆われていたということです。山梨では富士山を眺めながら温泉を満喫することが出来ますよ。そして、ブドウ栽培、ワイン産業が盛んな以外に水晶とジュエリーは山梨の名産といわれています。それでは、私と一緒に山梨の旅に出かけましょう！

　山梨県の山梨は昔の郷名「山梨」から由来したとありますが。まずは山々に囲まれる内陸地帯です。本州の中心部に位置し、1966年から行政上首都圏に分類されています。東京都とは連絡も緊密で、JR中央本線や中央自動車道などで結ばれており、交通の便がとてもよいのです。

　山梨と言えば、一番のお勧めはやっぱり富士山です。霊峰といわれる富士山は日本の象徴として広く知られています。山梨県と静岡県に跨る富士山は、東京から80キロ離れ、標高3776メートルで日本の最高峰です。山体は円錐状を呈し、遠くで眺めるとまるで空にぶら下がる扇子のように見えます。「玉扇倒懸東海天」という漢詩がありますね。これは白い扇をさかさまに東海の空にかけているようだという意味ですね。また「富士白雪映朝陽（富士の白雪に映ゆる朝日）」といった富士山の美しさを表現する詩文もあります。

　ところで毎年の7月8月は富士登山の季節です。山頂で、ご来光や雲の海に浮かぶ富士山を楽しむ外国観光客も少なくありません。

　 活火山である富士山の山頂には、直径800メートル、深さ200メートルの火口があります。俯瞰するとまるで花開く蓮のようで、なかなか見ることの出来ない風景です。見る角度により、富士山の形が変わります。山梨県内では、形が滑らかな富士山を見ることが出来ます。富士観光といえば山梨県ならではの楽しみ方もあります。富士山を眺めながら温泉に入ること。こうして山梨でリラックスしたひと時を過ごしましょう。

　山梨は温泉の多いところで、温泉場は１００ヶ所以上あるほか、ホテルでも温泉が利用できます。伝統的な温泉宿では日本らしさが満喫できます。

　春になると、富士山を眺め、温泉に浸かり、桜吹雪を楽しむ、まるでこの世のパラダイスですね！

　延々と続く雪山、山間に点在する小さな店、それに泉のせせらぎが聞こえてきました。