栄養学者は、「自然界で成長する各種の自然の食物の栄養とその色とは密接な関係がある。その栄養価値は黒色の食物が一番優れ、赤色、黄色、白色の順である」と述べています。そんなことから、ここ数年黒色食品のブームが起きました。最近ある栄養学者は、また「健康な食事歯『三黒』、つまり黒米(赤米)、ノリ、クロゴマを多く摂り、『三白』、つまり砂糖、塩、豚の油を控えるほうがいい」という説を提出しました。
黒米(赤米)ーー米の中で貴重なもの。中国の漢方医薬の本には「黒米は目に良いし、また食欲を刺激し、体をくつろがせて血の循環をよくするなどの効果がある」と記載しています。現代栄養学が行なったテストによりますと、黒米には豊富なたんぱく質や、17種のアミノ酸を含んでいます。リジン、アルギニンの含有量は白米の3倍もあり、鉄の含有量も普通の米の6倍ぐらいあります。
クロゴマーー栄養補給の上等品。クロゴマには多くの鉄分が含まれ、貧血を改善することができます。また豊富なビタミンEを含み、細胞の老化を遅らせることができます。日常的に適量を食べれば、髪の毛を黒くすることや、皮膚、肝臓、腎臓にいいほか、コレステロールを低下させ、老化を防ぐ役割があります。
ノリーー普段の食事の貴重品。ノリは豊富なヨウ素、カルシウム、アルギン、マンニトール、繊維質、ビタミンB群などを含み、日常的に食べれば、コレステロールを低下させ、血管を軟らかくするほか、ヨウ素不足による甲状腺肥大を予防・治療する効果もあります。
一方、塩の摂り過ぎは、高血圧、冠状動脈性硬化症など多くの病気に関係があり、その病気を悪化させます。WHO・世界保健機関は、大人の毎日のナトリウム摂取量が6グラムを越えないよう注意を呼びかけています。
白砂糖ーー砂糖を多く食べると、肥満症、冠状動脈性硬化症、脳卒中、糖尿病などにかかりやすくなるほか、児童の歯や骨格の発育にも悪い影響を与えます。
豚の油ーー食後、消化吸収されにくく、血液中のコレステロールを増やし、取り過ぎると動脈の粥状硬化にかかりやすくなります。(訳:玉 字数:886)
|