『身障者』つまり、体に何らかのハンディキャップを背負った方は、体に障害がある以上、どうしても社会生活の中で不利な面がでてくる・・それを何らかの形で支援しなければならない・・というのは中国も日本も同じでしょう。
そしてそんな皆さんをいかに支えていくか、国がどんな福祉政策を立てていくかというのも、大きな課題となっています。
中国は13億の人口を抱える国です。この中国には身障者が一体、どれだけいるのか・・これを調べるため、19年前、中国政府は初の身障者に対する実態調査を行いました。
その調査の結果、1987年当時、全国の身障者の数は5164万人であることが分かりました。そのうち、聴力障害者が最も多く1770万人。続いて知的障害者、手足の不自由な方、視力障害者、精神障害者、そして複数の障害を持つ方の順となります。
ただ、このデータはあくまで19年前の調査です。つまり、今の現状とはか
なりかけ離れている可能性があります。
そこで、このたび、二回目の全国身体障害者調査が行なわれています。今
回の調査は、4月1日から始まり、260万人を対象に、家を一軒一軒、直接訪問し、調べていきます。この260万人という数は中国の全人口の2%を占めており、調査する地点は31の省や自治区から抽選で決められたものです。
全国規模で行なわれる二回目の身障者調査はどのように行なわれているのか、今週の番組でお伝えします。
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