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中国では出生率の降下に伴って、高齢化が進んでいます。2003年末までで、中国の高齢者数(60歳以上)は人口の11%、1億4200万人。つまり日本の人口を超える人々がすでに「高齢者」となっているわけです。専門家の予測では、高齢者人口は2010年に人口全体の12%、1億6000万に。さらに2015年には2億に達し、2044年には4億に達するだろうということです。
こうして高齢化が進む中、大切なことは「老後」をどのように過ごすかということです。中国は全国各地に「老人大学」という年配の方向けの学校が設けられていて、書道や太極拳、中国画など趣味に関する教科や、外国語、パソコンなど技能を育成する科目などを学ぶことができます。
高齢者は老人大学に通うことで、仲間の輪を広げ、また社会からの疎外感をなくし、定年退職後の新しい人生に適応していくことができるといわれます。
また一部の高齢者は定年退職後、自分の住んでいた町を離れ、海辺の景色や空気のきれいなところ、または古里に住所を引越しして真新しい人生をスタートさせる人も多くいます。これは日本で定年後の外国移住が一種の『ブーム』になっている日本と状況が似ているかもしれません。
高齢者の一人、海南省の陳蘇厚副省長は定年退職後どんな暮らしを送っているのか、尋ねてきました。今週の番組はこれについてお伝えします。どうぞお楽しみにしてください。
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