譚孝曽は中国でもっとも歴史が長い京劇の流派「譚派」の六代目の継承者です。「譚派」の創始者・譚鑫培は中国で一番はじめに映画に出演した京劇役者であり、伝統的な京劇に偉大な貢献をしました。譚孝曽はこの歴史深い一族であり、子供時代から祖父の譚富英と父親の譚元寿に京劇を学び、その後は北京劇曲学校に入り、勉強してきました。彼の眉目秀麗な舞台姿、高くよく通る声や気品があるしぐさはすべて譚家ならではの特徴が見られ、完璧な「譚派」老生となっています。譚孝曽は伝統的な京劇を引き継ぐだけではなく、発展させることこそ重要だ知って、「譚派」芸術を研究しながら、ほかの役柄を参考にして長所を取り入れており、さらに「譚派」芸術を完全なものにしています。息子の譚正岩も跡継ぎとして、「譚派」芸術に没頭しています。