学生は電話で出前を取り、寮の場所を教える。ファーストフード店は、無人機を寮の屋上に飛ばす。パソコンでクリックするだけで、出前が空から降ってくる。無人機による出前は、5月中旬から下旬にかけて試験的に実施される予定だ。
無人機の開発者である胡浩さんは、「出前無人機はデジタル制御技術とGPSを活用している。事前にルートを設定し、コンピュータ制御によって料理を指定の位置に届ける。第1世代の試作品は、滞空時間が20分、航続距離が2キロだった。我々はその後、無人機の各種性能を強化した」と説明した。胡さんは食品科学・工学を専攻する学生で、この出前無人機をわずか1ヶ月余りで製造した。「今年はちょうど卒業で、このプロジェクトを卒業設計に使えば一挙両得だ」。
胡さんは、ネットユーザーから疑問の声があがっている安全性や積載能力について、「初期段階では、雨の日や5級(8.0-10.7m/s)以上の強風の日には使用しない。無人機は1回あたり3−5キログラムの料理を運べるため、6人部屋の需要を満たすことができる」と話した。胡さんによると、出前の料金は当面比較的割高になる。しかし無人機は電力を使用し、無人機そのものも省エネ的なため、コストはコントロールすることができるという(編集YF)
「人民網日本語版」2015年5月7日
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