ミクロネシア諸島南東部、トラック諸島のチューク・ラグーンには世界最大の海底墓地が存在する。この太平洋海底には40隻以上の日本船舶、250機以上の戦闘機が長年眠っている。いずれも第2次世界大戦中に水没したものだ。中国網が英デイリー・メールの11日付の報道として伝えた。
第2次大戦中、太平洋の島国、ミクロネシアのトラック諸島は日本海軍の重要な基地だった。1944年2月、連合軍はこの地に「ヘイル ストーン作戦」を決行し、日本軍の船舶数十隻が撃沈、日本軍の海上軍事力は大きな痛手を受けた。
70年以上が過ぎた今日、深海に隠されたこの「船の墓場」はダイビング愛好家に人気のスポットとなり、「幽霊艦隊」とも呼ばれる第2次大戦時の船舶の残骸が冒険家たちの関心を集めている。
沈没した戦艦の多くには1千万バレル近くの石油や化学薬品、未使用の兵器といった大量の有害物質が含まれているため、世界で最も恐ろしい場所の一つであるとされる。しかし当時の歴史を映し出す神秘的な海底空間「海底墓地」は多くのダイバーを引きつけて止まない。(編集YH)
「人民網日本語版」2015年1月12日
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