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「愛の温もり」-北京で動物救助に携わる人々

2014-12-05 16:46:57     cri    

救助団体の「香山猫友」:

 この団体は「慈愛の心」から生まれました。最初のきっかけは、団長らが香山を登っている時、猫に餌やりをしているおばさんを見かけ、猫たちをかわいそうに思い、その後は山登りのとき、餌を持っていくようになったことだということです。

 団長は「私たちは民間の非営利団体であり、自分も団員も仕事をしながら救助に努めている。疲れていても、可愛い猫たちを思うと頑張れる」と話してくれました。

 

 救助活動はそう簡単な活動ではなく、毎回香山公園と北京植物公園周辺の300匹の猫と十数匹の犬に餌やりをするので大変な仕事量になっています。毎回、最低でも3人のボランティアが必要であり、餌やりなど仕事を3つにわけています。餌やりの場所が合わせて40カ所あるだけでなく、香山の頂上に行くだけでも3時間あまりかかり、北京植物公園でも歩きながら餌やりをするのに最低3時間が必要です。これ以外にも、周辺の猫や犬たちも餌や水をあげることがあるので、付近の住民にも餌やりをお願いしています。

 この団体は長年続いており、色々な感動的な話があります。活動を8年間続けている50代の戴さんは、猫や犬たちへの餌やりがしやすいことから公園の近くに引っ越してきました。救助活動に参加して1年あまりの李さんは家から香山まで片道1時間半もかかりますが、毎週3回の餌やりなどを1回も欠かしていません。

 それに60歳過ぎの王さんは静脈の怒張が見られ、腰も弱いのですが、それでも毎週二三回は北京植物公園を訪れ毎回3~4時間かけて餌やりをしています。

 そして、たくさんの団員たちが自分の休み時間を犠牲にし、活動に励んでいます。それ以外にも、ミニブログやネットでチャリティー活動を担当している団員の中には、高校生もいます。実際に現場に行くことは少なくても裏で救助活動を支持してくれています。

 団長は最後に「冬に入り、現在最も大きな問題は救助資金とボランティアが不足していることです。この場を借りて少しでもボランティアが集まり、募金してもらえることがあれば感謝に堪えません」と期待を込めて話してくれました。

 募金やボランティアの連絡は以下までお願いいたします。

 ミニブログ:@香山猫友

 連絡先電話番号:13521081681(Lucy)

 中国にもこのような動物救助の非営利的団体や個人などたくさんの心優しい人がいます。現在の社会環境も徐々に良くなり、動物に関心を寄せる人々も増えつつあります。このような活動が続いているうちに、より多くの人に知られるようになり、動物にとってもっといい環境づくりが進むことを望みます。(取材:Sui チェック:小山)


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