北京青年報は世界観光都市連盟(WTCF)が発表した報告を基に、中国人観光客に最も人気が高かった海外旅行先は韓国・ソウルだったと伝えた。
報告によると、中国人観光客が最近1年間で最も多く訪れた海外の都市はソウルで、同じく韓国の釜山や光州、日本の札幌などの人気も高かった。地理的に近いという要因に加え、ドラマや映画に出てくる場所を訪れる人が多いことが原因に挙げられた。
13年に海外旅行をした中国人は前年比18%増の9819万人で、支出額は同26.8%増の1287億ドル(約12兆8700億円)だった。中国人観光客1人当たりの支出は9871ドル(約98万7100円)で、うち57.7%がショッピングに使用された。海外旅行をした中国人の平均月収は1872ドル(約18万7200円)で、中国主要都市の平均の約3倍に上る。また、今年の中国人の海外旅行者数は1億1600万人に達すると予想されている。
海外旅行をした中国人は若い世代が多く、80年代生まれが56.2%、90年代生まれが11.3%を占めた。幼い子供を連れた家族旅行の割合は59.2%に達している。その理由について、中国の英字紙・中国日報は「中国では一人っ子政策の影響で、若い夫婦がすべてを子供に投資する傾向が強く、子供の視野を広げるため海外旅行に出かける若い夫婦が多い」と分析。海外の都市が中国人観光客をより多く受け入れるためには、子供と一緒に家族全員が楽しめる観光プランを開発すべきだと提案している。
レコードチャイナ より
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