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初めての「家の博覧会」

2013-09-30 16:16:47     cri    

初めての「家の博覧会」


北京展覧館で開催された「家の博覧会」

 中国の新築マンションは日本と違い、ほとんどは内装されていない空っぽの状態で売られ、購入者が自分で内装しなければなりません。床板、タイル、壁の塗料などの基礎的なものから浴槽やシャワーヘッド、台所のシンクなど細かい設備品まで、全て一から自分で準備して内装します。内装用の材料は建材市場(ホームセンターのような場所)で購入できますが、市場の中にあるのは、ほとんどが個人商店で値切りや建材の品質保障などの面で、非常に面倒です。部屋を買った大部分の人が内装を必要としていますので、建材を売る店もたくさんあり競争は激化しています。そんな中、人気を集めているのが「家の博覧会」です。「家の博覧会」は、ある程度の規模を持った建材企業が出展し、約3、4日間ほど会場で自社ブランドをアピールしながら商品を売るものです。宣伝も含まれているので、商品の値段が定価よりかなり安くなります。また新商品や、特別セールのイベントも行われるので、かなりお得な買い物ができます。ですから会場に近い人だけでなく、わざわざ地方から見に来る人もいるのです。


館内の様子

 今回は北京展覧館で開催された「家の博覧会」に行って来ました。私も初めての体験です。入場料は10元ですが、開催前に公式ウェブサイトで申し込めば無料になります。「家の博覧会」には建材から、家具、家電、カーテンまで、家に関係するものなら何でもあります。いろいろ見てみましたが、ベッドやソファ類は大体定価の半額で、サンプルならもっと安くなります。タイルなどは型落ち品の特別セールもあります。電気製品はまとめて買うと、かなりお得で、指定の日に配達までしてくれます。数ヶ月先の配達も受けつけてくれます。更にこの期間中に、同製品が値下げとなった場合、或いは何処かの店で安く売られているのが見つかった場合はそれよりも安い値段にしてくれます。ここまで言われると何か買わないと損するような気がします。


出展者にインタビュー

 出展していた日本の電気メーカーさんは「北京では毎年4回ほど、このような博覧会に参加している。主に新商品を宣伝することによって、市場シェアを広げたい。定価より安い値段で販売されるのであまり利益は出ないが、宣伝になれば充分だ。1日100台ぐらいの注文が入り、約40万元(約640万円)の売上げになる。企業にとっては良い宣伝になると思う」と語りました。

 中国の不動産業界では「金の9月、銀の10月」という言い方があります。一年のうち一番よく売れるシーズンのことを指します。というわけで、「家の博覧会」もだいたいこの時期と、内装のピークと言われる中国の旧正月が終わった3、4月にが開催されています。(取材:トントン)


ソファやベッド類の売り場


床板の売り場


照明類



和室セットもあり

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