中国工程院の院士、王徳民氏の若い頃の写真がネット上で話題になっている。王氏の母校である石油大学の同窓生から、「石油大学史上最もイケメンの同窓生」と称されるほか、「学術界の呉彦祖(ダニエル・ウー)」と呼ぶ声も出ている。揚子晩報が伝えた。
話題となった始まりは、王氏の石油大学の学生登録カードがネット上で公開されたことによる。石油大学がまだ「石油学院」だった頃、王氏は1960年に北京石油学院石油掘削学部採油学科を卒業した。王氏の学生登録カードは同学院の同窓生が見つけ出したもので、モノクロ1インチの照明写真に写っている王氏ははっきりとした目鼻立ちに、整った顔立ちで、非常に品がある。
後にネットユーザーが王氏の資料を探し出し、王徳民院士は中国人の父親と中国籍のスイス人の母親を持つハーフであることが判明した。「国家科学技術進歩特等賞1点」や「同一等賞2点」、「同二等賞1点」、「国家創造発明二等賞2点」、「省部級発明創造と科学技術進歩二等賞24点」などを授与された王氏のプロフィールにネット上では相次いで賞賛と驚きの声があがった。また今年76歳である王氏の学生時代から最近撮られた写真までを探し出して投稿する人も現れ、「イケメンは年を取っても以前と同様、風格とオーラがある」という声もあがっている。
実は、この「最もイケメンの院士」の人気に火がついたのは非常に偶発的だった。最初にこの古い写真が微博(ウェイボー・ミニブログ)に投稿された際、ファンは石油大学同窓生のわずか約200人だけだった。しかし数日間にわたって、ネットユーザーが相次いでプライベートの写真をネット上に投稿し続けたところ、ある人が投稿者に対して、他人の履歴書をモザイクもかけないで投稿するべきではないのではないかと疑問視した。これに対し微博管理者は、「この学籍カードは母校の大学の校史陳列室に置いてあったもので、対外的に公開されていて、誰でも見ることができるものだ。・・・・・・王氏の輝かしい、堅実な経歴を通じて、若い世代が祖国の石油事業に従事するよう呼びかけたい」と説明した。
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