まだ6月にもかかわらず、記録的な酷暑となっている中国。湖北省武漢市の暑さはなんと「布団が焦げる」ほどだという。同市の職業技術学院で環境アートを学ぶ黄さんは20日、自身のブログに、「寮に戻って見ると、布団が焦げているだけでなく、焼け穴が2カ所できていた」と投稿している。武漢晩報が報じた。
期末テストも終わり、夏休みに入ったという黄さんによると、「学校を離れる前に、タオルケットをきれいに洗おうと思い、19日午後、洗ったタオルケットを寮の屋上で干していた」。そして、同日夕方、大雨が降りそうだったため、外出していた黄さんは、ルームメイトにタオルケットを取り込んでほしいと頼んだところ、「電話で焦げている」と告げられた。初めは信じていなかったという黄さんだが、用事が終わらなかったため、20日になって寮に戻ったところ、イスにかけられていたのは、黒く焦げたタオルケットで、苦笑いするしかなかったという。
黄さんは、「寮の屋上は防水のため厚いアスファルトが敷かれており、焦げていたのは地面に最も近かった両端。黒く焦げ、穴が2つ開いていた」と説明した。
布団が本当に太陽の熱で焦げるのだろうか?同市科技大学化学工程・技術学院で有機化学を担当する陳陽・教師は、「このような現象が起こる可能性はある。タオルケットは化学繊維で作られており、気温が高い場合、焦げるのは決して不思議でない」としている。(編集KN)
「人民網日本語版」より 2013年6月21日
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