ガラスを粉々にすることなく割ることができる自動ガラス粉砕機。
乗客は怪我をすることなく、安全に脱出できる。
運転手が運転席で「自動ガラス粉砕機」の作動ボタンを押すと、瞬時に4枚の窓ガラスに無数の細かいヒビが入る。乗客が手で押すと、窓ガラス一面があっという間に崩れ落ちる。 厦門(アモイ)市は、全市のBRT(専用の高架レーンを走るバス高速輸送システム)165台に、安全性の向上を目指し、自動ガラス粉砕機を装備することになった。広州日報が報じた。
厦門大金竜客車試験センターで、同センター従業員が自動ガラス粉砕機のデモンストレーションを行った。運転手が運転席でボタンを押すと、全長12メートルの車両の4枚の窓ガラスに、一瞬のうちに無数の細かなヒビが入る。乗客が手で押すだけで、窓ガラス一面があっという間にそのまま崩れ落ち、乗客はそこから迅速に車外へ脱出することができる。
デモンストレーションでは、自動ガラス粉砕機の衝撃力が大きく、窓ガラスは瞬時にヒビが入るが、粉々になることはないため、乗客が怪我を負うリスクはなく、安全が確保される。
11日午前、同センターでアモイ全市安全生産の点検作業をしていた劉可清市長は、市民が安心して乗車できるために、全市のBRT165台に自動ガラス粉砕機を早急に装備するよう指示した。
厦門市はすでに、公共交通安全検査体制の強化を行い、利用客の多い一部バス乗り場に安全監督指導員を配置するなどの処置に乗り出した。(編集KM)
「人民網日本語版」より 2013年6月13日
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