今日は2月22日。
中国の旧暦のお正月である春節まではあと2日間となりました。
24日は春節大型連休の最終日であり、
元宵節でもあります。
この日は旧暦の新年から初めての満月が観賞でき、
家族で餡入りの団子を食べながら、
一家の幸せを願います。
餡入りの団子と言えば、北部では「元宵」、南部では「湯団」があり、
いずれももち米の粉で作ったお団子ですが、
実は大きな違いがあります。
「元宵」=餡を四角い塊にした後、もち米の粉の入った篩の中に入れて、
ピンポン玉の大きさまでころがしながら粉をまぶしていきます。
「湯団」=餃子作りのように、先に皮を作り、中に餡を入れて包み込みます。
(7-11の「湯団」)
製作法によって、食感や保存期間なども当然違います。
「元宵」が「湯団」より茹でる時間がすこし長く、重たいです。
「湯団」のほうがもっちりしていて、みずみずしい餡で美味しいです。
「湯団」は冷凍食品としてスーパーで買うことが出来ることから、 いつでも食べられます。
「元宵」はこの時期しか味わえません。
「元宵」も「湯団」もさまざまな味があります。
昔の黒ゴマ、チョコレート、ピーナッツ、五仁(ひまわりの種など)から、
今のパイナップルやいちごのフルーツ系、ナツメ、バラ、栗まで。
また、今年は中華料理の「梅干菜扣肉」を入れて作った「元宵」と「湯団」もあるという話を聞いて驚きました。@_@
個人的には黒ゴマ餡の「湯団」をお勧めします。
黒ゴマの香ばしさと黒糖の優しい甘さで、絶妙!
ちなみに、これ(↑↑)は「好利来」というパン屋さんで買った「湯団」です。
美味しそう。
(取材:馬ゲツ チェック:kokusei)
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