世界遺産にも指定されている世界最大のサンゴ礁地帯、グレート・バリア・リーフの魅力は人々をひきつけて止まず、毎年150万人近くのダイバーや観光客が訪れる。

　海洋調査研究団体「The Catlin Seaview Survey」はこのほど、専用カメラで撮影したグレート・バリア・リーフの深海に広がるサンゴ礁の映像を公開した。科学者らは研究活動を通して、人類による環境汚染や気候変動が、さんご礁とさんご礁を取り巻く海洋生物などの生態系に深刻な被害を及ぼしている現状を知ってもらうことを目的として、映像を公開したという。

　グレート・バリア・リーフは世界最大のサンゴ礁地帯であり、南半球のオーストラリア北東岸に位置し、北はトレス海峡、南は回帰線のさらに南まで広がっている。長さ2011キロ、幅は最大161キロである。