24日夜8時頃、三峡ダムは建設9年以来最大の洪水ピークを迎え、毎秒7.12万平方メートルに達した。歴史上非常にまれな洪水に直面し、三峡ダムでは積極的に洪水対策を講じ、有効的に放流し、水量を減らすようにしていた。監視測定によると、洪水通過した際に三峡ダム建築物や機器組織等の各指標は、正常で安定だった。 洪水ピークが到達した際、記者が三峡ダムから見たところ、ダムはその日の晩8つの放水路トンネルが開かれ、洪水がダムを通過した際に約半分に削られ、流水量は毎秒7.12万平方メートルから毎秒4.3平方メートルに激しく減少した。
三峡ダムのそばの三峡水利中枢調達通信センターでは、各作業が順序に従って実施されている。関係する専門家は記者に次のように述べた。洪水は1954年と1998年の三峡を経た洪水の最大値を上回っただけでなく、2010年の毎秒7平方メートルという重大な洪水ピークも上回り、三峡ダム工程が2003年に蓄水してダムになってから遭遇した最大の洪水となった。 三峡水利中枢調達通信センターの肖舸主任は次のように語った。三峡ダムは厳格に中国国家洪水・干ばつ対策総指揮部(国家防総)と長江洪水・干ばつ対策総指揮部(長江防総)の科学的なコントロールによって、合理的に運行しており、最大レベルで洪水による中・下流地域への脅威を減らすことができた、と表明している。 三峡ダムは世界最大の水利ダムで、設計された主な機能は洪水防止であり、221.5億立方メートルが洪水防止に用いられる。ダムは2003年から蓄水を開始し、2009年には基本的に完成した。現在建設中の後続工程である三峡昇船機の柱部分はほぼ完成。2015年に運行される予定である。 (新華ネット)
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