蘇州市の地下鉄1号線が開通
第12次五カ年計画(2011-15年、十二五)期間に、北京市では毎年、新しい地下鉄路線が営業運転をスタートする予定だ。陳剛副市長がこのほど開催された北京市軌道交通建設業務会議で明らかにしたところによると、今年は北京市の軌道交通計画の目標を達成する上で最も重要な年であり、地下鉄の8号線の南区間、9号線の北区間、6号線の第1期工事、10号線の第2期工事という計4本の都市部地下鉄路線が一挙に開通する予定で、同市の軌道交通建設の歴史の中でもかつてない発展を遂げる一年になる見込みだ。この4本が営業運転を開始すると、北京市の地下鉄は総延長が420キロメートルに達し、2015年には目標の660キロメートルを達成できるとみられる。「人民日報」海外版が伝えた。
江蘇省の蘇州市で先月28日、地下鉄1号線が正式に開通した。総延長は25.739キロメートル、24の駅はすべて地下駅で、4両編成の列車が24台投入されている。同地下鉄の開通により、中国の都市地下鉄の版図が一層拡大することになった。
蘇州の地下鉄が表しているのは、ここ数年の中国地下鉄の勃興ぶりだ。地下鉄は都市生活の象徴であり、中国では今まさに大都市から二線・三線都市へと急速に歩みを進めている。
地下鉄建設は今や中国の都市の大きな特徴の一つだ。北京、上海、広州といった一線の大都市から、南京、瀋陽、成都などの省都都市に広がり、さらに蘇州、仏山などの二線・三線都市へと広がっている。関連の統計によると、現在、大陸部の33都市に軌道交通の建設計画があり、うち28都市はすでに関連部門の認可を受けたという。
地下鉄がある都市のうち、北京や瀋陽をはじめとする10都市が拡張建設計画をうち出している。
関係者によると、15年には全国の地下鉄の営業距離は3千キロメートルに達する見込みだ。、20年には地下鉄が建設された都市は40カ所、総延長は現在の4.3倍の7千キロメートルに達するとみられる。
各地の「地下鉄フィーバー」を警戒すべきとの声が常時聞こえるが、中国の地下鉄が各都市に拡張しているのは紛れもない事実だ。「全力で迅速に取り組む」ことを背景として、絶えず強調される最も重要な点は計画や安全性を強化することだ。
「人民網日本語版」より 2012年5月3日
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