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美しさを時代とともに観る「龍泉窯青磁展」

2012-02-02 13:16:15     cri    

 龍泉窯青磁展が首都博物館(主催)で開かれています。一般公開された85の作品を通して、様々な時代に制作された青磁を鑑賞することができ、龍泉窯の発展の歴史や、その芸術性を堪能できます。


 

 

 龍泉窯青磁の主要産地は中国浙江省にある龍泉市です。三国両晋の時代から作られ、北宋時代後半から南宋時代が最盛期となり、清の時代まで続いたということです。青磁の生産は約1600年間も続き、中国では最も歴史を持つ磁器の一つとなっています。龍泉にある瓯江(アウジャン)は景色に優れ、美しく、この地域の水と土で作られる青磁は「玉のように青く、鏡のような艶、磬(ケイ)のような音」と例えられています。

 龍泉窯は火力が強く、温度上昇が速い、といわれています。また、焼くことができる面積も広く、大量生産に適していました。まず、磁器を入れ、全ての開閉口を閉めます。窯頭を焼き始め、順次に火をつけて焼くそうです。最高温度は1300℃まで上昇できるだけでなく、温度を抑えるなど調節も可能です。龍泉窯青磁は、かつては瓯江から水運で温州、寧波などの地域を経由し、アジア、アフリカ、ヨーロッパの諸国で販売され、青磁業界に深い影響を与えた、ということです。

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