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張芸謀監督が西側の酷評に反論 「西側は南京大虐殺に対する理解が低すぎる」

2011-12-27 15:04:22     cri    

 張芸謀監督の作品「金陵十三釵」の主なスタッフが26日、PRのために南京を訪れた。同作品が西側で上映後に酷評されていることについてのメディアの質問に答えて、張監督は「西洋人は南京大虐殺に対する理解が低すぎる。より多くの人があの歴史を理解した上でこの作品について論じれば、より客観的になるだろう」と語った。

 張監督の新作「金陵十三釵」は12月16日から国内で公開された。4年以上の時間と6億元以上の資金を投じたこの大作は国内では大きな好評を博し、現段階の興行成績は3億元以上に達している。また同作品はクリスマスのロードショー作品として北米で公開された。

 しかし国内のメディアが先ごろ同作品が西洋で酷評されていると報道。張監督はこれに対して、西側でこの作品に対する評価が一致しないのは正常で、ある作品に対して様々な評価があるのは当然であり、気にすることはないと語った。また西洋という概念は非常に広く、国内で転載された海外の一部評論が全体を代表するわけではないとして、全ての評論を見なければ全面的な理解はできないと語った。

 「西洋人といえば、彼らの情報は不十分で、南京大虐殺というこの重要な歴史に対する理解が低すぎる。若者だけではなく、高齢の人も、専門の研究者やルートを持つ人でなければ基本的にはこの事についてはっきりとは知らない。」張監督は、南京大虐殺をテーマにした映画作品は少なすぎるとしている。「ヒトラーのユダヤ人虐殺については数多くの様々なスタイルの映画が撮られ、すでに数十年になる。基本的にみんなが知っているが、南京大虐殺について知っている人は少ない。」

 張監督は、この映画が全世界で放映されれば、さらに多くの人が関心を持ち、南京大虐殺という歴史について論じるようになるだろうと語る。「もし中国の映画が強くなり、中国文化が強くなたら、我々は芸術の方法を通じて世界のより多くの人にこの歴史を理解させることができる。その時になって、あの歴史をこのように表現することが適切か否かを論じれば、より客観的になると考える。」(編集YH)

 「人民網日本語版」2011年12月27日

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