中国の有人宇宙飛行プロジェクトの総指揮官を務める常万全・中央軍事委員会委員は3日午前1時43分(日本時間同1時43分)、無人宇宙船「神舟8号」と9月末に打ち上げた無人実験機「天宮1号」のドッキング実験が成功したと発表した。中国が宇宙でドッキング実験を行ったのは初めて。
ドッキング機構の接触から、捕獲、緩衝、結合、固定の4段階を15分以内で完了し、最終的にハードドッキングを実現して合体、1回目のドッキング実験が終了した。15分間の大部分は中国甘粛省と陝西省の上空で行われた。
今回のドッキング成功は、宇宙での自動ドッキング技術を中国が世界で3番目に獲得したことを意味しており、中国の宇宙ステーション建設に向けた基盤固めとなる。
中国の有人宇宙飛行計画では、2012年末までに神舟9号、神舟10号と天宮1号とのドッキング実験を行い、うち1回は有人飛行を実施。天宮1号は、神舟8号と2度のドッキングを終えた後も引き続き2年間軌道上を飛行することになる。「人民網日本語版」
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