尚雯婕（ラウル・シャン）は、82年生まれの29歳。大学でフランス語を専攻し、在学中、全国フランス語歌唱コンテストで準優勝しました。卒業後は歌手にならず、一般人としてフランス系企業に勤めることに。彼女に転機が訪れたのは2006年。当時大ヒットした湖南テレビ主催のオーディション番組『超級女声』に出場し、当時最高得票数で優勝したことから、一気に引っ張りだこの人気スターとなりました。

　2007年に、ファーストアルバムを発表して鮮烈に歌手デビュー。センチメンタルでエキゾチックな歌声は、名監督のフォン・シャオガン（馮小剛）に絶賛され、2008年の大ヒット映画『狙った恋の落とし方。（原題：非誠勿擾）』の主題歌と劇中歌に大抜擢。また、同じくフォン・シャオガン（馮小剛）映画で2010年の『アフターショック（唐山大地震）』でも主題歌を担当し、今や中華圏で最も活躍している歌手の一人です。