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中国不動産大手董事長の語る日本(下)

2008-11-28 17:20:42     cri    

中国不動産大手董事長の語る日本

ーー万科企業株式有限公司 王 石董事長

「製品にも命がある」、日本人の物づくりの哲学に学ぼう

 万科を設立して以来、長い間、貿易を通してしか日本の企業とかかわっていませんでした。約三年前から、万科は日本企業と合弁会社を設立するようになり、今は王石さんは毎月のように日本を訪れ、日本の企業家たちと親交を深めています。

 「私たちは中国の住宅産業を全面的に推し進めている中で、東京建物、大成建築、積水ハウス、松下電工などと協力をし、関係を迅速に発展させ、日本企業からの技術、人員、資金などの面で、全面的な協力を結んできました。」

 日本企業との付き合いで、もっとも大事なことは、日本人のものづくりに対する考えを学ぶ必要があると強調しています。

 「日本企業との協力において、もちろん、資金、技術、人材、どれも大事です。しかし、私はそれらのものよりもさらに大事なことがあると指摘したいです。それはつまり、日本民族のものづくりに対して、絶えず完璧さを求め、製品を芸術だと、命のあるものだと見ている哲学なのです。もっと深いレベルからその姿勢を学ばないと、私たちはあくまで上辺だけのものにとどまってしまいます。」

 撮影好きな王石さんは一度、知人に頼んで、日本からお気に入りのデジタルカメラを買って来てもらいました。しかし、ある時、マリーンスポーツした時、うっかり本体に水をかぶせてしまい、カメラが故障してしまいました。まだ中国市場で発売になっていない機種なので、それを修理できないかと、知人に頼んで、日本に持っていってもらいました。まもなくしてから、「修理はできるが、本体の代金が21万円であるのに対し、修理費は19万円かかる」と告げられました。高額な修理費を聞き、修理をやめて、新しいカメラを買おうと思い直し、知人に再度頼みました。しかし、一ヶ月後に、日本から戻った知人はたいへん困った顔で、「メーカーはやはり修理してほしい」、と、どうしても伝えてほしいと言われたことを話してくれました。

 「機械にも命がある。このカメラはまだ寿命が来ていなく、重病にかかっただけ。修理すれば、命が生き返り、再び役割を果たすことができるのに。新しい物を買っても良いが、それは別の命になる。」

 その話に感動した王石さんは、ただちに「修理する!」と決断したと言い、その話から日本人のものづくりの哲学が含まれていると次のように話しました。

 「彼らは製品を命のあるものと考えているようです。それまでは、私は日本人はものづくりを芸術だとしか考えていなかったですが、それよりももっと深い哲学がありました。中国人もものづくりにおいて、このような考えを学ばないと、将来の国際競争で、信頼できるブランドが作り出せないように思います。」

◆◆◆

 チョモランマの登頂も含めて、世界の名峰を登頂した王石さんは、この夏、中国の企業家たちを連れて、二度目の富士山登頂に挑むと目を光らせていました。

■■王石董事長について

 1951年、広西に生まれ。軍隊を経て、1977年、蘭州鉄道学院卒業。84年、「現代科教儀機展銷中心」総経理。88年、会社名が深万科企業股分有限公司(現万科企業股分有限公司)に改称。91年、深セン証券取引所上場を期に董事長兼総経理に就く。99年2月から董事長職に専念。

■■万科企業株式有限公司について

 万科のメーン業務は当初、家電や電子製品の輸入代理販売だったが、1990年代以降、徐々に不動産に移転。「万科城市花園」などで知られ、全国20の都市で事業を拡大しています。その開発した物件は何回も「国家建設建築設計一等賞」「中国建築魯班賞」「全国都市物件管理優秀モデルコミュニティー(大廈)」に入賞。2005年10月、日本の東京建物、大成建設と上海で、共同出資して分譲マンション事業を手がける。

 (取材、整理:王小燕)

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