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大野清司のテレビ人生~その④中日合同制作『萬里の長城』、成功の秘訣は

2014-10-21 20:25:41     cri    


 聞き手:王小燕

 中日合同制作による大型ドキュメンタリー『萬里の長城』(中国名:『望長城』)は1986年に企画書ができましたが、その後、様々な事情があり、実際に撮影が始まるまでには4年もの歳月がかかりました。

 さて、いざ撮影に入りますと、当然、双方のスタッフが現場でぶつかることもありました。そんな時、どのような工夫と模索で乗り越えてきたのでしょうか。企画段階からかかわり、撮影時は現場プロデューサーとしてずっと中国にいた大野さんに当時、現場で起きたことを振り返っていただきます。

 一方、フィルムで撮影した『シルクロード』、『大黄河』に続けて、『萬里の長城』は中日双方がVTRで撮影した初の合同制作でもあります。後に、中国のドキュメンタリ制作史において、一里塚的な意義を持つようになったこの作品。放送が終わってもう20年余り経ちますが、当事者たちにとって、当時の感動は少しも薄れていないようです。

 『萬里の長城』の撮影現場でどのような困難があり、それをどのように克服したのか。どうやって心を1つにして制作に取り組むことができたのでしょうか。今回も大野さんのお話をお楽しみください。写真下は1990年元日、故宮午門前広場を出発したクルー。

 

 【プロフィール】

 大野清司(おおの きよし)さん

 1949年、東京都生まれ。
 東京大学卒業後、1974年に株式会社TBS映画社(現社名:TBS VISION)に入社。主にドキュメンターリ番組のディレクター、プロデューサーとして番組制作に係わる。特に、1979年からは海外取材番組を担当し、世界60ヵ国を取材。

 【主な担当作品】

 ・『美をもとめて』シリーズ、『世界の子供たち』シリーズ
 ・『世界めぐり愛』シリーズ、『世界遺産』シリーズ
 ・『遥かなるアンコールワット』、映画『敦煌』公式記録VTR
 ・中日共同制作『萬里の長城』(日本TBS&中国CCTV)
 ・TBS開局40周年記念番組『日本海大紀行』
 ・『緒形拳:シルクロード列車の旅』

 その他、多数

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