聞き手：王小燕、高橋恵子

　毎月最終週にお送りする「日本の自治体職員在中国　加油！」のコーナー。今月は「鶴舞う形」の群馬県から、上海事務所所長の山田浩樹さんにお話を伺います。

　群馬県と言いますと、「富岡製糸場と絹産業遺産群」について、ユネスコの諮問機関である「国際記念物遺跡会議（イコモス）」からこの4月末、世界遺産に登録が適当との勧告が出され、6月15日からドーハにて開催される「ユネスコ世界遺産委員会」で正式に登録が認められる予定です。心からお祝い申し上げます。

　2013年4月に設立された「上海事務所」は、群馬県初の海外事務所でもあります。正式開所からわずか一年ですが、上海市内のデパートでの群馬県物産展や、無錫太湖の桜祭りでの出展とPRなど、数多くのイベントで活躍してきました。

　さて、群馬県と言いますと？

　首相の産地、空風にかかあ天下、女性ドライバーの数が日本全国最多、食品加工工場が多い……などなどの他、「高崎だるま」という伝統工芸もあれば、飛行機や自動車の部品メーカーなど近代的なモノづくりも高いレベルを有しています。

　そして、漫画やアニメ関連の群馬県も！数年前の映画化に伴って、中国大陸でもたいへん話題になっていた『頭文字D』（しげの秀一作）の舞台はここ群馬エリアで、主人公の藤原拓海が走る「秋名山」は、実は群馬の「榛名山」でした。また、中国でもファンが多い宮崎駿アニメの『風立ちぬ』の主人公・堀越二郎も群馬の出身だったのですね。

　伝統と現代、リアルとバーチャル、グルメと温泉…山田さんのインタビューを通して、群馬の魅力に思う存分浸ってみてください。（写真右は「③ぐるっと群馬キャンペーン　マウスパッドメモ」です） 　

■群馬県からこの放送をお聞きの皆さんへのお土産リスト

　① 高崎だるま　　　　2個
　② 群馬県のゆるキャラ・ぐんまちゃんのストラップ　5個
　③ ぐるっと群馬キャンペーン　マウスパッドメモ　　4個

　このページへの書き込み、あるいは日本語部のメールアドレス（riyubu@cri.com.cn）宛てにお名前、ご住所、ご希望のグッズを書き添えの上、ご応募ください。締切は6月20日です。

  【山田浩樹（やまだ　ひろき）さん】

　1963年生まれ
　1986年4月 東北大学経済学部の卒業と共に群馬県入庁
　1986年～1996年　土木部河川課、前橋財務事務所、総務部地方課などで勤務
　1996年～1998年　株式会社群馬銀行上海駐在員事務所派遣
　1998年～2012年 群馬県商工労働部、総務部、農政部、産業経済部などで勤務
　2012年11月～　 日本公益財団法人群馬県産業支援機構上海代表処設立登記、首席代表