今年は中日国交正常化40周年を迎えます。これを記念して、両国の首脳はこの1年を「中日国民交流友好年」としました。その一環として中日友好協会、日中友好協会、中国卓球協会、日本卓球協会の共同主催による「中日友好交流中学生卓球友誼大会」が8月17日から19日にかけて、北京で開催されています。
17日の午前、北京市内のオリンピックスポーツセンターで開幕式が盛大に行われました。中国側からは中日友好協会の唐家セン会長、井頓泉副会長、王秀雲副会長、中国卓球協会の徐寅生名誉副主席、日本側からは丹羽宇一郎駐中国大使、日中友好協会の酒井哲夫副会長、日本卓球協会の木村興治副会長らが出席しました。
1992年に始まったこの大会は5年に一度開催されており、今年で5回目となります。大会への出場を通じて交流を促進し、ピンポン外交の歴史を継続させていくことを目的としています。今回は中日両国の83の姉妹都市の中学生が参加しました。
開幕式で中日友好協会の井頓泉副会長が挨拶に立ち、「大会は両国の友好都市がペアになって参加するという独特な方法で行われる。これは両国の若者が卓球のスピードを互いに磨きあう場、相互理解と友情を深める良い場となり、両国社会各界より好評をいただいている。ぜひ今大会が中日両国友好都市の交流と協力を進化し、両国国民の相互理解と友情を増進し、特に両国の青少年の心の絆と友情を強化する新たな契機となり、中日国民交流友好年に感動的な1ページを刻むよう望んでいる」と述べました。
日中友好協会の酒井哲夫副会長は、「日中両国の青少年の友好大会であるだけに大きな意味がある。出場する選手たちは良い成績を目指して頑張るとともに、ぜひ楽しい思い出をたくさん作っていただきたい」と述べました。
また丹羽宇一郎大使は、「若者たちの交流は民間の友好交流にとって非常に重要なことである。皆さんはこの大会を通じて、チーム内の選手に関わらず、いろいろな方々と新たな出会いを作って、心の絆を結んでいただくよう期待している」と述べました。(取材:馬ゲツ) 国際・交流へ
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