2018-06-05 14:36:24 2017年11月 参加者募集説明会
募集説明会にはこの事業の考案者でもある日中学生手話交流実行委員会の藤田安彦委員長が登壇し、手話交流の意義や開催地を南京に選んだ理由、この事業の10年間の軌跡などを映像や写真などで紹介しました。
北京
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「日中学生手話交流」は、2009年「国際交流基金北京日本文化センタ」が、四川大地震の被災地の聾唖学校の慰問を始めて、翌年の南京市の活動に続き、それ以来毎年継続し、当初目標としてきた10回目を迎えることができました。これまで長い間ご支援を頂きました関係者の皆様方に衷心より御礼を申し上げます。今世界は、偏狭な愛国主義が社会的弱者をあおって、他者を排除し自己中心的な政権運営をする、いわゆるポピュリズムの台頭で民主主義が脅かされつつあります。まさに現代社会の課題となっています。我々はややもすると無意識に社会的弱者を無視しているかも知れません。これからは社会的弱者を排除するのはなく交流して幸せにすることの努力、そのことにより健常者も幸せになる……
募集説明会にはこの事業の考案者でもある日中学生手話交流実行委員会の藤田安彦委員長が登壇し、手話交流の意義や開催地を南京に選んだ理由、この事業の10年間の軌跡などを映像や写真などで紹介しました。
10名の応募者からなる「北京チーム」が結成され、今年3月から手話の勉強会が始まりました。勉強会は中国人の楊先生が指導に当たり、活動本番まで毎週1回行われています。
今年で10周年という節目を迎えたほか、中日平和友好条約締結40周年記念事業としても認定されました。
手話交流本番前日の5月18日、「北京チーム」は高速鉄道で南京入り。中日の歴史の原点である南京では、最初に皆さんが訪れたのは南京大虐殺記念館。記念館の責任者と意見交換しました。
南京の老人ホームを訪問。大虐殺時代の世代と日本の若者の交流は、シンプルな言葉ながらも、お互い真摯に話しあう姿が印象に残りました。本番を前日にして、すでに友好交流が一歩深まり、いろんな刺激を受けて迎える翌日の手話交流もますます楽しみです!
訪れたのは、1927年に創設された中国で一番古い聾唖学校、南京市聾人学校。「北京チーム」は中国手話を使って自己紹介し、中国の歌や今はやりのポップダンス、ソーラン節などを披露。聾人学校の生徒たちも引けを取らないパフォーマンスを披露しました。
お陰様にて「日中学生手話交流」は、2009年の四川大地震・被災地の聾唖学校の慰問を初めてから、翌年の南京市の活動に続き、それ以来毎年継続し、10年目を迎えることができました。まさに「継続は力なり」です。これまでご支援を頂きました皆様に心より御礼を申し上げます。ここで過去10年間を振り返り、これまでの軌跡を紹介いたします。 この交流事業は、中国に留学中の日本の大学生が中国の手語を勉強し、中国の聾唖の学生と交流する「青少年による民間の草の根交流」です。これまで参加しいた学生は総勢112名となりました。 日本の留学生は日本と中国が隣どうしで仲良く暮らせるように、日中関係の改善に少しでも貢献したいとの思いで、この活動に参加してくれました。どうか暖かく見守っていただきたくお願い致します。