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65周年特別番組(一)ーー65歳のCRI
   2006-12-04 16:05:12    cri

 苦しい仕事環境に強い精神力。これが1950年代、60年代の中国対外放送の実情でした。

 1965年、北京放送の放送言語数、放送時間はすでに世界のトップレベルに達し、一部には高性能な送信所が設けられました。70年代の半ば頃、外国向けの放送言語数は43に達し、中国と世界を結びつく絆と架け橋になりました。

 1970年代、中国は対外開放政策を実施し、北京放送も開放、発展の道を歩み出しました。ドイツの雑誌『リスニング』は北京放送のドイツ語放送を「遠くの中国からのさわやかな風」、「人気放送局」と呼びました。北アメリカラジオクラブは北京放送を「世界最大のラジオ局」と高く評価しました。

 開放政策を実施するにはさらに多くの友達を作る必要があります。中国国内と世界の真実を全面的に報道し、両者の架け橋になるため、1980年代から、北京放送は相次いで海外支局を設立しました。今年70歳の汪作舟さんは高級編集者で、北京放送の初代海外特派員の一人でもあります。

 「支局設立の初日から、私たちは現場リポートを始めた。いろいろな困難を乗り越え、番組の速報性に力を入れて、喜ばしい成果を収めた。例えば、アフガニスタン和平協定がジュネーブで調印された報道を担当したが、調印式が終わって20分間も過ぎなかったうちに、それに関する報道を放送した」

 劉素雲さんはエルサレム駐在の特派員で、パレスチナとイスラエル衝突に関する報道を多く行いました。

 「2000年10月、パレスチナとイスラエルの衝突し、争いは特にガザ地帯とヨルダン川の西岸に集中していた。私たちは国旗を持ってガザ地帯へ行ったが、私はあるパレスチナ人が射殺された場面をこの目で見た。その人は私たちから数メートルしか離れていないところで倒れた。その途端、急に思った。死は私たちからこんなに近いものだと」

 現在、北京放送は世界各地に29ヶ所以上の支局を持っています。

 CRIは毎日43種類の言語で世界向けに放送しています。放送時間は全部で1100時間を超えました。放送言語の数にしても、放送時間にしても、リスナーからのお便り数にしても、北京放送は世界3大国際放送局にランクインしました。

 今年、北京放送は「中露友好の旅」取材活動を行い、中国とロシアで大きな反響を引き起こしました。中国国際放送局やロシアタス通信など両国のメディアによる合同記者団は天安門広場を出発し、1ヶ月をかけてモスクワに着き、影響力のある報道を沢山行いました。

 世界各地のリスナーは以前は短波ラジオで北京放送の番組を聞いていましたが、時代は変わりました。今年2月27日、北京放送が海外に設立した初のFM放送局がケニアの首都ナイロビに開局しました。

 これは中国対外放送史上における一里塚であり、北京放送の番組がリスナーに一歩近づいたことになります。また11月19日には、北京放送の海外での二番目のFM放送がラオスのビエンチャンに開局しました。

 ラオスを訪問中の胡錦涛国家主席はラオスのジュマリ国家主席とともに、開局式に出席し、北京放送の電波を通じてラオス人民にお祝いの意を伝えました。

 「中国とラオスは隣国であり、両国人民は厚い伝統的な友情を持っている。中国国際放送局ビエンチャンFM放送の開局は両国人民の相互理解と友情を促進する架け橋となり、両国人民が心から交流し合い、友好的な心を伝承することに役立つだろう。中国とラオスの友情に万歳!」

 中国唯一の国家レベルの対外放送局として、北京放送は中国国内に対して世界の事情を紹介する任務も背負っています。このため、毎日5時間以上のテレビニュース番組を制作し、全国各地の300以上のチャンネルに送信してオンエアされています。

 65歳になった北京放送は一段と視野を広め、その働きはさらに強化されました。

 未来に向かって、北京放送の王庚年局長は自信満々に抱負を語りました。

 「国際放送局の発展目標は、ラジオだけの放送局から、ラジオ、インターネット放送、マルチメディアを一体化した総合的な現代化メディアになることだ。多角的に国の内外のリスナーや視聴者のニーズを満足させ、中国と世界が交流を行う窓口として、国内の人には世界を紹介し、外国の人には中国をより良く理解してもらうように頑張りたい」。


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