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ラサはチベット自治区の政治・経済・文化・交通・旅行の中心地です。ヤルツァンボ川の重要な支流であるラサ川の北岸に位置し、1300年あまりの歴史がある古い下町です。
ラサの古称は邏娑(ラサ)・邏些で、チベット語で「羊の地」という意味です。それは、かつて、ラサは沼沢地帯で、文成皇女がチベットに嫁いだころ、大昭寺を建てるのに山羊が土を背負い、沼沢を埋めて平らにしたことから名づけられました。ソンツェンーガンポが吐蕃王国を建国してから、邏娑を都にしました。9世紀になってから、ラサを、「仏の地」という意味に改称しました。吐蕃の政治・経済・文化および宗教の発展につれて、ポタラ宮、大昭寺、小昭寺などが次々と建てられ、大昭寺を中心とした古い城の原形もできました。1300年以来、いろいろ工夫した上で、ラサ渓谷平原では、宮殿、仏堂、住民を主とした独特で、有名な城を建設しました。今、ラサ市総面積は3万平方Kmで、市区部総面積も523平方Kmがあります。その下に所轄する地区は7つの県と1つの区があり、総人口は47万4500人で、チベット族、漢民族、回族など30の民族があり、そのうちチベット族は87%を占めています。
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