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チベット自治区
チベットの略称は「蔵」で、中国の南西部にあります。面積は122.84万平方Kmで、中国総面積の八分の一を占め、新疆ウイグル自治区についで二番目大きい行政区域です。南北は1000Km、東西は2000Kmあります。この地域は世界一高くて広い高原で、世界の屋根と称されます。北には新疆、東北には青海、東には四川、東南は雲南、南と西にはミャンマー、インド、ブータン、シッキム、ネパールと接しています。国境線は3842Kmで、中国南西の門でもあり、戦略的地位が特に高い所です。
行政区画
首府はラサで、一つの市と76の県と一つの県級市があります。
人口、民族、宗教、風俗
中国では人口の一番少なく、人口密度の一番小さい省級行政区域です。1991年の末、人口は221.8万人で、人口密度は1平方Km当り1.73人で、全国平均数の60分の1しかありません。人口の分布は極めてアンバランスで、主に南部と東部に集中する。ヤルツァンポ川中部及びその主な支流ラサ川とその川流域は人口密度の一番高い地区で、1平方Km当り10人です。その中で、ラサ平原、中下部平原、平原などで1平方Km当り50人で、ラサ都心部では1平方Km当り100人以上に達します。チベットは全国でチベット族の一番集中する地域で、1990年チベット族の人口は209万6000人で、人口総数の95%を占めます。他には回族、メンパ族、ロッパ族、ヌー族、ナシ族などの民族が住んでいます。一部のチベット族は青海、甘粛、四川、雲南に住むが、半分はチベットに住んでいます。
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