Q:こちら奈良では冬鳥も訪れました。次第に冬が近づいてくるのを感じます。日本の冬といえば、『鍋料理』がたくさんあります。そこで質問ですが、北京には、冬に『鍋料理』を食べる習慣がありますか?あれば、どのような鍋ですか?教えてください。
A:北京でも、冬に「鍋料理」を食べる習慣があります。というよりも、中国どこでも「鍋料理」を食べます。北京で「鍋料理」といえば、まず流行しているのは、「四川火鍋」と「重慶火鍋」です。名前のとおり激辛の鍋料理で、唐辛子・ラー油・山椒・にんにく・しょうがなどの香辛料がたくさん入っています。これを食べたら、口の中に火がついたような感じがします。
激辛鍋料理のほか、「砂鍋料理」も人気があります。これは、鶏ガラと豚骨を煮込んでダシをとったスープに肉や野菜を入れて食べる鍋料理です。ミルクのように真っ白なスープは、あっさりしていながら栄養豊富で、日本人の口にも合うと思います。
そして、北京の人々が好きな鍋に「羊肉のしゃぶしゃぶ」があります。煙突がついている独特な形の銅製鍋で羊肉を湯がき、胡麻ダレをつけて食べます。
中国は国土が広く、いろいろな鍋料理があります。たとえば雲南省には、少数民族のミャオ族が多く暮らしていますが、彼らはすっぱいスープの鍋料理を好んで食べるそうです。(担当:任春生)
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