外交部の郭嘉昆報道官は3日の定例記者会見で、日本側が中国の統合演習に関するコメントを出したことについて、「日本側の言動は一つの中国の原則に公然と背くものだ。中国は強い不満と断固たる反対を表し、日本側に厳重抗議した」と述べました。

　郭報道官は、「中国の統合演習は『台湾独立』分裂勢力に対する厳正な警告と力強い抑止であり、国家の主権を維持し、国家の統一を守るための正当かつ必要な行動だ」と述べ、さらに「日本側にこれについてあれこれ言う権利はない。ましてや、干渉することは許されない」と強調しました。郭報道官は「台湾は中国領土の不可分な一部であり、台湾問題は中国の核心的利益中の核心であり、中日関係の政治的基盤と両国間の信義の基本に関わる問題だ。日本はかつて台湾を半世紀にわたり植民地支配し、甚大な罪を犯し、中国人民に対して深刻な歴史的責任を負っている。とりわけ言行を慎むべきだ」と述べました。

　郭報道官はさらに、「今年は中国人民抗日戦争および世界反ファシズム戦争勝利80周年に当たる。中国は日本に対し、歴史を深く反省し、中日間の四つの政治文書の原則および台湾問題に関する厳粛な約束をしっかりと順守し、中国への内政干渉を直ちにやめ、実際の行動をもって一つの中国の原則を守るよう促す」と表明しました。（HJ、鈴木）