習近平国家主席は28日午前、北京の人民大会堂でバングラデシュ暫定政府首席顧問のユヌス氏と会談しました。

　習主席は、「今年は中国とバングラデシュの国交樹立50周年および人的・文化的交流年である。中国はバングラデシュと共に努力して、両国の協力を絶えず新たな段階へ引き上げ、両国民により多くの幸福をもたらしたいと願っている」と述べました。

　習主席はまた、「バングラデシュと『一帯一路』の質の高い共同建設を推進し、デジタル経済、グリーン経済、海洋経済、インフラ整備、水利などの分野での協力を広げ、人的・文化的交流を深め、両国民の相互理解と友情を促進したい。中国は平等かつ秩序ある世界の多極化と、すべての人に恩恵をもたらし、包容力のある経済のグローバル化を提唱し、バングラデシュとの多国間の協調と協力を強化し、『グローバルサウス』の団結と発展を推進し、共に人類運命共同体を構築していきたい」と述べました。

　ユヌス氏は、バングラデシュは一つの中国の原則を断固として支持し、「台湾独立」に反対すると表明しました。また、「国交樹立50周年を契機に、中国と共同で全面的な戦略的協力パートナーシップをより大きく発展させるよう推進したい。より多くの中国企業がバングラデシュに投資し、バングラデシュの経済変革を促進することを歓迎する」との姿勢を示しました。（鵬、坂下）