中国国防部 すべての「台湾独立」をめぐる分離独立の試みを粉砕と強調
台湾問題の質問に答える呉謙国防部報道官
中国国防部の呉謙報道官は27日の同部定例記者会見において、すべての「台湾独立」分裂計画を断固として打ち破ると表明しました。
ある記者は、「台湾地区の指導者・頼清徳氏は先ごろ、『海峡両岸は互いに隷属しない』と主張し、大陸を『国外の敵対勢力』と位置付けた。中国人民解放軍が3月中旬に台湾海峡周辺で軍事演習を実施したことについて、一部の論評では頼氏の『台湾独立』分裂発言と米台間の最近の共謀に対する対抗措置と言われているが、これに対する見解は」と質問しました。
呉報道官は中国春秋時代の「道徳経」を引用し、「天、国を滅ぼさんと欲すれば、まず、人をして狂わしむ」と痛烈に批判し、「台湾は中国の一部であり、過去も現在も、将来に至るまで国家として存在したことはない」と厳しく反論しました。
呉報道官はまた、「中国人民解放軍東部戦区の台湾島周辺に配備された海、空軍部隊はこのほど、海、空軍兵力を組織して戦備警戒パトロールと統合演習を実施し、部隊の戦闘能力の検証とレベルアップを図った。これは『台湾独立』分子への断固たる懲罰であり、外部勢力の干渉に対する厳重な警告だ」と述べ、軍事訓練の正当性と必要性を強く主張しました。
呉報道官はさらに、習近平国家主席が掲げる「新時代の台湾問題の解決に向けた党の総合戦略」に言及し、「常に戦争に備え、いつでも戦える態勢を整え、戦えば必ず勝利を収める体制で、台湾独立分離のあらゆるたくらみを徹底的に粉砕する」と述べました。(HJ、榊原)
4月15日ニュース
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