王毅外交部長とポルトガルのランジェル外相が中国・ポルトガル外相級戦略対話を実施
12:11:03 2025-03-25
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 王毅・中国共産党中央政治局委員兼外交部長は25日、北京でポルトガルのランジェル国務・外務大臣と第2回中国・ポルトガル外相級戦略対話を行いました。

 王部長はその際、「今年は中国とポルトガル包括的戦略パートナーシップ樹立20周年、中欧国交樹立50周年の節目の年に当たる。中国はポルトガルと共に、中欧関係が相互信頼と相互利益の実現を図る戦略的パートナーへと発展するよう推進していきたい」と述べました。

 王部長はまた、「中国式現代化は各国との互恵共栄を追求する発展モデルであり、ポルトガルを含む世界各国により大きなチャンスを提供するものである」と述べた上で、「ポルトガルは1人当たりにすると中国から最も多くの投資を受け入れているEU諸国の一つだ。双方は中国・ポルトガル関係発展の成功経験を総括し、両国関係がさらに進展するよう促進すべきだ」と強調しました。

 王部長はさらに、「中国は欧州を多極化する世界における重要な一極と認識しており、欧州が戦略的自立性を守ることを支持する。欧州とのパートナーシップの堅持、開放協力の拡大を通じて、中欧関係の健全な発展を推進したい」と表明し、ポルトガルが積極的な役割を果たすことへの期待を示しました。

 ランジェル外相はこれに対し、「欧州と中国はパートナーとしての立場を堅持し、対話協力を強化すべきである。共同で保護主義に反対し、多国間主義を堅持しながら、国連が国際問題の中で中核的役割を果たすことを支持していく」と述べ、中国との多角的な連携強化への意欲を表明しました。

 双方はウクライナ危機など、共に関心を寄せる問題について意見を交換しました。(HJ、坂下)

4月8日ニュース

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