平和維持活動は平和維持三原則を堅持すべき=中国代表
07:20:16 2025-03-25
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 国連安全保障理事会は24日、ニューヨーク本部で「国連平和活動の適応性強化」に関するハイレベルの公開会合を開催しました。中国代表は発言の中で、「平和維持活動は安保理が国際平和と安全を守る重要なツールだ。国際安全情勢が複雑で流動的な現在、平和維持活動は前例のない課題に直面しており、平和維持三原則の堅持が求められている」と強調しました。

 中国の傅聡国連大使は「平和維持活動は、当事者側の同意、中立、自衛・任務防衛以外の武力の不行使という平和維持三原則が根本的に遵守されなければならない。この三原則は国連が長期的な実践の中でまとめたものであり、平和維持活動の指導原則としなければならない」と述べ、「これらの原則から逸脱したやり方は、予想できない複雑な結果を招きかねず、平和維持活動の目標から逸脱する可能性がある」との懸念を示しました。

 また、当事国との協力や相互信頼を強化して、自主的な発展を支援し、持続可能な平和を実現するよう呼び掛けました。同時に、平和維持活動は核心となる権限に焦点を当て、無秩序な拡張を回避するとともに、総合的な業績の向上と地域組織の役割の発揮に力を入れる必要性を強調しました。

 傅大使は、「中国は国連平和維持活動において、第2の出資国および重要な兵力提供国として、すでに5万人余りの平和維持要員を派遣してきた。今後も引き続き平和維持活動を断固として支持し、世界平和のためにより大きな貢献をしていく」と中国の姿勢を示しました。(朱、榊原)

4月25日ニュース

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