ASEANのカオ・キムホン事務総長、ASEANと中国が共に地域の長期的な平和と安定を擁護していくことを期待
08:20:22 2025-03-22
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 ASEAN事務総長のカオ・キムホン氏は先日、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)のインタビューに応じ、ASEANと中国が共に地域の長期的な平和と安定を擁護し、より緊密な運命共同体を構築していくことを期待すると述べました。

 カオ・キムホン事務総長は、「数十年にわたる共同の努力を通じて、ASEANと中国のパートナーシップは強力な推進力と活力を保ち、実質的な成果を上げてきた。ASEANと中国の間には64の協力メカニズムがあり、ASEAN共同体の三つの柱とASEANの連結性をカバーしている。ASEANの11の対話パートナーのうち、ASEANと中国の間には最も多くの協力メカニズムが存在している」と語りました。

 カオ・キムホン事務総長はまた、「習近平主席が『中国・ASEAN関係はアジア太平洋地域における協力の中で最も成功し、最も活力ある模範となっている』と述べたことに強く同意する。双方の貿易量がそれを物語っている。両者は、すべての商品やさまざまな経済協力分野をカバーする大規模な貿易を常に行ってきた。また、中国は長年にわたってASEANにとって第二の投資元となっている。さらに、観光協力の分野でも成果が上がっている。これらはすべて、ASEANと中国が協力の深化に取り組んでいることを示している」と述べました。

 2国間自由貿易協定(FTA)のバージョン3.0へのアップグレードについて、カオ・キムホン事務総長は、「この協定は双方の企業にとってより有益であり、貿易の円滑化を促進し、双方の貿易障壁を削減するとともに、ASEANと中国の間のビジネス往来の近代化を推進するだろう」と述べました。

 カオ・キムホン事務総長はまた、中国・ASEAN協力は11カ国の20億人以上の人々に実質的な恩恵をもたらしてきたと強調し、ASEANと中国が共に地域の長期的な平和と安定を擁護し、より緊密な運命共同体を構築していくことを期待すると締めくくりました。(オウギ、坂下)

3月24日ニュース

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