王毅外交部長は21日、東京で石破茂首相と日中韓3カ国外相との会見に出席し、「中日韓3カ国の協力は早くから始まり、多くの成果を上げ、大きな潜在力を秘めており、3カ国の相互理解の増進や、互恵協力の促進に重要な役割を果たしてきた。中国は中日韓協力を非常に重視しており、協力の将来性に自信を持っている。私たち3カ国にはいずれも『遠くの親戚より近くの他人』ということわざがある。不安定で明らかに不確実性が増している世界に直面して、この東方の知恵に満ちたことわざは三者協力の重要な現実的意義をさらに際立たせるものだ。中日韓が良好な関係を保てば、地域の平和と安定はより保障される。中日韓の協力が深まれば、地域諸国は外部からのさまざまな課題により良く対応することができる」と述べました。

　王部長はまた、「今年は中国人民抗日戦争と世界反ファシズム戦争の勝利80周年という節目の年だ。歴史に正しく対処してこそ、より良い未来を切り開くことができる。日韓が中国と共に、第2次世界大戦に対する正しい歴史観を確立し、多国間主義の理念を堅持し、国連の核心的地位を擁護し、三者協力のたゆまぬ発展を推進し、地域と世界の平和と繁栄のためにそれぞれの貢献をすることを望んでいる」と期待を示しました。（藍、坂下）