2024年の世界平均気温は過去最高=世界気象機関
08:54:36 2025-03-20
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 世界気象機関(WMO)は19日、年次気象報告書を発表し、2024年の世界平均気温が産業革命前より1.55度上昇し、これまで最高だった2023年も上回り、記録をさらに更新したことを明らかにしました。

 この結果、南極と北極での海氷の減少、氷河の消失、海面水位の上昇が引き続き加速しています。

 一方、WMOは世界平均気温の長期的な上昇幅を1.34~1.41度と推定しており、パリ協定で定められた1.5度の目標をまだ超えていないとの見解を示しました。

 報告書の主執筆者を務めたジョン・ケネディ氏は、「単年で1.5度を上回っても、パリ協定の目標値を正式に破ったことにはならない」と説明しました。(ジョウ、榊原)

3月21日ニュース

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